2015/04/04

☆最後のサロン・デュ・フランセ☆

Bonjour à tous!

3月の終わりの日、サロン・デュ・フランセの最後のレッスンが終わりました。

2011年の11月から始まり、約3年半の月日はあっと言う間でした。
初級のクラスはBonjourやABCから始まりましたが、今では生徒さんが過去や未来の出来事を話すことができるようになりました。中級のクラスでは、語彙が増え、ネイティブが話すCDから多くのことを聞き取れるようになりました。


写真は最後のサロン・デュ・フランセのお別れ会の様子

世界にはたくさんの言語があり、ひとつの言語を習得するたびに、未知なる世界の扉をあけることになります。例えばそこにふたつの類似する意味を持つ単語があっても、ふたつの言葉が存在するということは、小さくても何かそこには必ず違いがあり、そこの違いが分かるということは同時にその言語が持つ文化への理解を深めるということ。それは言語を学ぶ醍醐味のひとつです。


ひとり何かひとつ持参の持ち寄り式パーティ

言語が持つ音の美しさに耳を傾け、音楽のように楽しみ、そして音にして自分で発音をしてみる。そしてその音が持つ意味に心をかたむけ、その言葉に凝縮されている文化を知り、味わう。
そんな風にサロン・デュ・フランセではフランス語やフランスの文化に触れる機会を作れれば、そして母国語である日本語にいつもとは違った観点で触れその美しさを再発見する機会になればと、フランス語のレッスンやイベントを行っていました。
 

福岡でレッスンをする機会は最後となってしまいましたが、これからはまた違ったかたちで、福岡からではなく、今度はフランスからフランスの文化を紹介できるような何かを発信していければと思っています。その時期が来るまでしばしお待ちください...☆☆☆

今までありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします。



Merci beaucoup!
A bientôt!


2015/03/15

ソーセージのかかと

Bonjour à tous!

フランスには”charcuterie”(シャルキュトリ)と呼ばれるお店があります。

”Le charcuterie”とは、主に豚肉や豚の内臓から作った”Les jambons”「ハム」、”Les saucisses”「ソーセージ」、”Les saucissons”「サラミ」、”Les pâtés”「パテ」、”La terrine”「テリーヌ」など、食肉加工品全般の総称で、またはそれらを扱うお店を指します。
鴨やうさぎやジビエなどを使うこともあります。
chair(肉)+cuite(火を入れる)が語源。
塩漬けや乾燥、燻製など、肉の保存性を高める手段として発達し、その歴史はギリシャ時代までさかのぼります。



さて、そんな”Le charcuterie”関係の言葉で面白い表現を紹介します♪
ハムやソーセージの両端の部分を何と呼ぶでしょうか?



正解は、”Le talon”(タロン)

これは「踵(かかと)」という意味の単語で、ハイヒール靴のヒール部分を指すこともあります。



フランスの”Le charcuterie”で買い物をした時、お店の人から踵はいるかと聞かれたら、それはソーセージやハムの端っこのこと。欲しい人にはオマケでつけてくれるのです。

それでは今日はここまで♪
A bientôt!

2015/03/11

「これはスープだ!」

Bonjour à tous!

今日はフランス語の面白い表現を紹介します♪

”C'est de la soupe !”(セ ドゥラ スープ!)「これはスープだ!」


これは、音楽に対して使う表現で、
「色々な音がごちゃ混ぜになっているだけだ」、ということ、
「こんなのは、ごった煮だ!」という意味。
つまり...「この音楽はよくない。」もしくは「演奏が下手だ」ということを表現します。



ということで、”C'est de la soupe”は価値がない音楽をさす表現です。

それでは今日はここまで♪
A bientôt!

2015/03/05

食事に招待されたときのマナー違反

Bonjour à tous!

前回、前々回からのテーブルマナーに関連して、
今回は、フランスで食事に誘われて、してはいけないことを紹介します♪

★時間ぴったりに来ること
だいたい10分~15分ほど遅れていくのがマナーです。それ以上は遅刻。

★政治や宗教の話をすること
最も喧嘩になりやすいテーマだと言われているので、避けるのがマナーです。

★手をテーブルの下に隠すこと
手は手首のあたりまでをテーブルの上に置きます。『私は食事と会話を楽し みに来たのです。剣や銃など持っていません。』という姿勢を見せる為とされています。
ちなみにバック は膝の上。膝に乗らないバックは右の足下に置きます。料理のサービスは必ず左側から行われるからです。

★”Bonne appétit”(ボナペティ)を言うこと
”Bonne appétit”は「どうぞ召し上がれ」とか「よい食事を」というような表現ですが、
実は、上流社会の中ではマナー違反です。これは以外に知られていないようです。
”appétit”(アペティ)は「食欲」という意味で、
「食べる」という本能は上品ではないと思われていて、食事というのは、しつけの良い人達の集まりで、マナーとして、人間の「動物的」な所に触れては行けないものとされているそうです。

★スープを吹いて冷ますこと
”フーフー”するなんてもってのほか(笑)!熱過ぎたら、ちょっと待ちましょう。

★途中退席すること
食事はとても大事な物だと考えられているので、途中退席はマナー違反です。
デザートの後の紅茶やコーヒーを飲む段階になったら、途中退席がよいとされています。
途中退席の際、ナプキンは椅子の上に。

★「もうワインは注がないで」という意味で、グラスの上に手を乗せること
断りたければ、”Non merci”(ノン メルシ)「Non merci」と言葉で伝えるだけでいいです。

★食事が終わったら、ナプキンを綺麗にたたむこと
これは、「料理がまずかった!」という意味になります。畳まず適当にして、お皿の右に置いて下さい。真ん中をつまんで三角形にして置くのが良いとされています。


それから最後に...
★ 食事中にデジカメ撮影や写メールをすること
食事の証拠写真残すより、その時の幸せな気持ちを☆

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/03/04

テーブルマナー②

Bonjour à tous!

前回から続き、フランスのテーブルマナーを紹介します♪

パンはナイフの代わりに使われる場合もありますフランスではサラダの葉っぱはナイフで切ってはいけません。きちんと躾をうけたフランス人は葉っぱをナイフで切って食べることはマナー違反とされています。

ではどうやって食べるかと言うと、葉っぱをナイフとフォークで上手に畳んで
最後に左手に持ったフォークでそれを差して食べます。
この時、フォークは右手に持ち替えてはいけません。
慣れるまでは少しむずかしいです。
もしくはフォークと小さく一切れ切ったパンで食べます。

日本で言えば、「茶碗を持たない、もしくは手を添えずでご飯を食べる」 などの感覚に近いかもしれません。


なぜ「ナイフでサラダを切ってはいけない」と言うようになったかというと
昔、銀のナイフとフォークを使っていた時代、酢の入った酸性のドレッシングのかかったサラダの葉っぱをで切ると、銀食器が酸化して、それが葉っぱと一緒に口の中に入ったり、
磁器の食器に酸化した銀のナイフの切った筋がついてしまうから、というのが理由のようです。

さて、テーブルマナーはまだまだ続きますよ~(笑)

今日はここまで♪
A bientôt!

2015/03/03

テーブルマナー①

Bonjour à tous!

今回はフランスのテーブルマナーを紹介します♪

フランス語でテーブルマナーは、”Les manières de table”

フランスでは、食卓にある”Le pain”(パン)(多くの場合はそれは”La baguette”(バゲット)のことが多いです。)は、ナイフで切ってはいけません。

ではどうするのか??

手でちぎって分けます。


使う言葉も、実はマナーがあって、「切る」は、フランス語で”couper”(クペ)ですが、
パンをcouperするのでなく、”rompre”(rォーンプr)「ちぎる」と言います。
その昔、「○○と食事をする」ということは「食事を分け合う」ということで、
”Rompre le pain avec ○○”「○○とパンを分ける」と表現していました。

フランスのテーブルマナーは...もちろんこれだけに終わりませんw
まだまだ続きますよ~!



それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/28

祖母の日

Bonjour à tous!

フランスには、母の日、父の日に加え、「祖母の日」というのもあります!

”Fête des Grands-mères”(フェテゥ・デ・グrォンメール)と言い、
毎年、3月の最初の日曜日です。今年は明日1日ですね。

”La grands-mères”(グrォンメール)は「祖母」
”Mamie”(マミー)は、「おばあちゃん」

しかし...日本のホワイトデーのように、完全に商業的な意図が裏にあるそうですww
実はこれは、1987年にフランスの「Café Grand'Mère」(カフェ・グランメール)という有名なコーヒーメーカーが考えたのです。


ただし、現在カレンダーにも載っていたり、結構人気があるお祝いの日として定着しているようです。

おばあちゃん達は花やチョコ、絵などを孫から貰います。
商業的であれ、日頃はなかなか”ありがとう”と言えないのであれば、これもまたいい機会ですよね。


それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/25

フランス語で早口言葉

Bonjour à tous!

フランス語にも早口言葉がたくさんあります。
早口言葉は、”La phrase à prononcer à toute vitesse”

その中でも、日本語の「なまむぎ、なまごめ、なまたまご」に似たものを紹介します♪

”Papier, panier, piano...”(パピエ・パニエ・ピャノ)
この言葉をずっと繰り返して、言って見てください!

意味は、「紙、籠、ピアノ」

本当に難しいです!!



それでは今日はここまで♪
A bientôt!

2015/02/23

お米のデザート

Bonjour à tous!

フランスでもLe riz(リ)「米」を食べます。

サラダに混ぜたり、お肉やお魚の付け合わせとして食べますが、
その他には、デザートにも使います!

デザートの中でも一番一般的、フランスの家庭でよく作られるのは、
”Riz au lait”(リ オ レ)
お米を牛乳でコトコト煮たミルク粥のようなものです。


甘いお米だなんて!と日本人には苦手な人も多いようです。
かくゆうわたしも、そちら側...、
給食の時牛乳とご飯が一緒に出てくるのが嫌で嫌でしかたなかったわたしとしては、お米を牛乳で煮るなんて!!と、実は食わず嫌いのデザートです。

とはいえ、”豆を甘く炊くなんて!”とフランス人があんこに驚くことと、同じといえば同じ...


スーパーでもプレーン味やチョコレート味などたくさん売っています。



とにかく、フランス人にとっては一般的なデザートです。
チョコレートをかけたり、キャラメルをかけたり...

(きゃー!)

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/18

パンの国の表現②

Bonjour à tous!

前回に引き続いて、その他のパンにまつわる表現を紹介します♪

 
”Long comme un jour sans pain.”
直訳すると「パンなしの一日のように長い。」
「嫌になるほど長い」という意味。

”Il met son fils au pain sec.”
 直訳すると「息子に何もつけていないパンを与える。」という意味。
「罰としてパンしか与えない。」ということ。
”Le pain sec”は「乾燥したパン」

”Pour un morceau de pain.”
直訳すると「パン一切れ分の」
「わずかな金額で・安く」という意味。

”Je mange mon pain blanc le premier.”
 直訳すると「白いパンから食べ始める。」
「楽しいこと・楽なことから先にやる。」
”Le pain blanc”は「白いパン」

”Ça se vend comme des petits pains.”
 「(小さなパンのように) 飛ぶように売れる。」


”Je ne mange pas de ce pain-là.”
直訳すると 「そこにあるパンは食べない。」
「そんなやり方には加担できない」という意味。

”J’ai du pain sur la planche.”
直訳すると「わたしは台の上にパンを持っている。」
「大量の仕事を抱えている」という意味。

さすがパンの国と言われるフランス、パンを使った表現が多いですね!

それでは今日はここまで♪
A bientôt!

パンの国の表現①

Bonjour à tous!

フランスのパン屋さんでは”Une baguette”(ウヌ バゲット)「1本のフランスパン」は
1ユーロ、もしくはそれ以下で買うことができます。

でもその昔は、”Le pain”パンは高級品であり、
王妃マリーアントワネットが飢えに苦しむ民衆に対し、
« S'ils n'ont plus de pain, qu'ils mangent de la brioche »
「パンが足りないのならブリオッシュを食べればいいのに。」
と言って反感をかったと言われている有名なフレーズがあります。
ブリオッシュは一般的なパンと異なり、バターと卵を使った贅沢な食べ物とされていて、
身分の高い女性が庶民の暮らしに疎いことを示しています。


そんな貴重なパンの文化が残った、フランス語の表現を紹介します♪

Ca ne mange pas de pain.
直訳すると、「それは(高級な)パンを食べない」
「少しも費用がかからない」とか「心配に及ばない」という意味です。

Il gagne son pain à la sueur de son front.
直訳すると「額に汗しながらパンを稼ぐ」
「額に汗しながら生活の糧を稼ぐ」
パンに「食糧」だとか「生活の糧」という意味が含まれています。

Ça enleve le pain de la bouche à quelqu'un.
直訳すると「○○の口からパンを奪う」
「そのことが○○から生活の糧を奪う」


それはそれは、「パンが足りないのならブリオッシュを食べればいいのに。」
なんて言ったら反感を買いますね!

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/17

おやつの時間

Bonjour à tous!

日本ではおやつの時間と言えば3時。
ではフランスでは??

”Le quatre-heures”(カ トゥーr) 「4時」です。

「おやつ」のことも”quatre-heures”と言います。

日本とのこの1時間の差はというと、昼食の時間から差があるようです。
フランスではだいたい13時頃が一般的なランチタイムの始まりの感覚があります。
レストランに行くと12時頃はたいていまだガラガラ。13時頃から人が集まり出し、
14時がピークになります。


というわけで、フランスのおやつの時間は4時です。

それでは今日はここまで♪
A bientôt!

2015/02/14

サン・ヴァランタンの日

Bonjour à tous!

フランスではキリスト教の聖人暦といわれるカレンダーが使われています。
聖人暦には毎日それぞれ聖人の名前が書いてあり、聖人の祝日と言われています。
もともとは、古代教会が殉教者の命日を聖人祝日としたことが由来で、中世初期には、365日全ての日にちに聖人名が付けられました(2月29日は無記名)。

その暦で2月14日に当たるのが” Saint Valentin ”(サン ヴァランタン)「聖バレンタイン」の日です。” Saint Valentin ”は恋人たちの守護聖人として信仰されてきたため、
2月14日は恋人たちの記念日としてお祝いするようになりました。


フランスでは恋人たちの記念日ということで、カップルがお互いにカードを送りあったり花束やちょっとしたプレゼントを贈る日です。
日本のように女性からチョコレートを送る日という概念はありません。
もちろんプレゼントも本命のみ。フランスで義理チョコをあげる習慣はないので、
誤解される可能性があるので気をつけましょう。



それでは今日はここまで♪
素敵なヴァレンタインを!
Bonne fête!
A bientôt!


2015/02/13

”aimer” 「好き」の法則

Bonjour à tous!

明日の”Saint valentain”バレンタインデーに備えて、
フランス語の”aimer”(エメ)「好き」という動詞のおもしろい法則をを紹介します。

フランス語で「—が好き」と表現したい場合は、この”aimer”(エメ)という動詞を使います。
皆さん、一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
”Je t’aime.”(ジュ テーム)と言うと
「私はあなたを愛している」という表現になります。



ここからがこのフランス語のおもしろいところ...
例えば、「わたしは花が好き」と言う場合、程度に分けて3つの言い方があります。

1. J’aime beaucoup les fleurs. (ジェム ボクー レ フルー ル)
2. J’aime les fleurs. (ジェム レ フルール)
3. J’aime bien les fleurs. (ジェム ビヤン レ フルール)

”beaucoup”(ボクー):「とても、大いに、たくさん」を意味する副詞
”bien”(ビヤン):ここでは”beaucoup”と同じく、「とても、大いに、たくさん」を意味する副詞

実はこの1.2.3.の順で「好き」の程度が低くなります。
つまり...日本語にするとこんなニュアンスになります。
1.わたしは花が大好きです。
2.わたしは花が好きです。
3.わたしは花がわりと好きです。

しかし! 
この「好き」の対象が<物>ではなく、<人>になり、恋愛感情を示す場合、
つまり「わたしはあなたが好き」と表現する場合...
程度の順で表すと、

1. Je t’aime. (ジュ テーム)
2. Je t’aime beaucoup. (ジュ テーム ボーク)
3. Je t’aime bien. (ジュ テーム ビアン)

つまり、日本語にするとこんなニュアンスになります。
1.わたしはあなたを愛しています。
2.わたしはあなたが大好きです。
3.わたしはあなたが好きです。

対象が「花」の時の例とは、1.と2.が逆転してしまいます。

というわけで、恋人や夫婦間では”Je t’aime.”、
もしくは”Je t’aime beaucoup.”を使います。
”Je t’aime bien.”は使いません。
友達間では”Je t’aime beaucoup.”か”Je t’aime bien.” が使われ、
”Je t’aime.”は使いません。

副詞をつけずシンプルに表す方が、愛の程度が高くなるというわけです。

Jean Cocteau ”Lettre d'amour”


それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/12

アーティチョークの心

Bonjour à tous!

さて、もうすぐSaint valentin(サン・ヴァロンタン)「バレンタインデー」ですので、
恋愛にまつわるフランス語の表現を紹介します♪

”Avoir un coeur d’artichaut”
直訳すると、「アーティチョークの心を持つ」


これはどういう意味でしょうか??
例えばこんな風に使います。
”Elle a un coeur d’artichaut !”
「彼女は、アーティチョークの心を持っているからね!」
Le coeur(クー)「心」
L'artichaut(アーティショ)「アーティチョーク」

これは、すぐに恋に落ちる人を表現したフレーズです。
頻繁に好きな人が変わる人に対する表現です。

でもなぜアーティチョークなのか...?

アーティチョークという野菜はあまり日本人には馴染みがないのですが、
フランスではとてもポピュラーな、こんな野菜です↓



葉のように見える緑の部分はガクの部分で、そのガクの下部とガクに包まれた中にある花芯の部分が可食部です。
食べる時は緑のガクを下からどんどんはずしていきます。 もしくは、アーティチョークを丸ごと蒸すか茹でて、皿におき、一枚、一枚はがしながら食べるという方法もあります。

アーティチョークを食べる時には、ある程度の人数にガクを配ることができます。
つまりガクを外すと出てくる可食部の花芯の部分を心にたとえ、
アーティチョークのガクの様に「何人にも配れる」愛のことを比喩しています。

といわけで、すぐに新しい人と恋に落ちる人や、気が変わりやすい人に対して
”Avoir un coeur d’artichaut”と使います。

なんとなくガクを配るというイメージが義理チョコを配るイメージと重なったのはわたしだけでしょうか(笑)?
もちろんフランスにはSt. Valentainに義理チョコを配る習慣は、ありません。

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/09

胡椒の色

Bonjour à tous!

美食の国といわれるだけあって、フランスには調味料や香辛料を使った表現がたくさんあります。
今日は”Le poivre”「胡椒」の巻♪

胡椒が西洋の肉料理に用いられたきっかけは肉の腐敗を遅らせるためだったとされます。低温での保存技術がなかったときに、腐敗止めに生肉にコショウをまぶしていました。これが肉をコショウで味つけすることにつながったといわれています。

 
胡椒の色による違い(Les différentes couleurs du poivre)

 ”Le poivre vert”グリーンペッパー
実か熟していない胡椒の事。
胡椒の中では辛味・香りともにマイルド。

”Le poivre blan” 白胡椒
熟した実を水に浸して果皮を取り除いて乾燥させたもの。
上品な味わいとほのかな香りが特徴。

”Le poivre noir” 黒胡椒
実が熟す直前に摘み取り、皮ごと乾燥させたもの。
辛味も香りも1番強く、荒挽きや粉末の他、挽きたてを味わう為、粒も売られています。

”Le poivre rouge” ピンクペッパー(フランス語では赤胡椒)
完熟した胡椒の実のこと。

 ”Le poivre gris” 黒コショウと白コショウの粉末ブレンド胡椒


さて、フランス語で胡椒を使った表現を見てみましょう♪

”noir comme poivre” 直訳:胡椒のように黒い
これは黒胡椒の見た目から、「非常に黒い色」を表します。

”cher comme poivre” 直訳:(胡椒のように高い)
これは「途方もなく高い」ことを表します。
フランスでは、15~6 世紀の大航海時代には、胡椒は強力な殺菌・抗菌作用があるとされ、食料を長期保存するためのものとして極めて珍重されました。金と同重量で交換されるほど貴重なものだったことから、高価なのことを表すようです。

面白いのはこの表現↓
”poivre et sel” (胡椒と塩)
日本語と同様、「(髪などが)ごま塩の」ことを表現します。


それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/05

ズボン、シュミーズ、キュロット

Bonjour à tous!

これってフランス語?を紹介します♪

ズボン、シュミーズ、キュロット
実はこれ全部もとはフランス語からきている単語です。

◆ズボン:”Le jupon”(ジュポン)
これはフランス語では「ペチコート」の意味です。


◆シュミーズ:”La chemise”(シュミーズ)
これはフランス語では「男性用のシャツ」です。
ちなみに、女性用のシャツブラウスは、”Le chemisier”(シュミズィエ)

 
◆キュロット:”La culotte”(キュロット)
これはフランス語で、なんと「(女性・子供用下着の)パンティ、ショーツ」の意味です。
ちなみに、日本語でいうところのキュロット(半ズボン)は、
”La culotte courte”(キュロット クゥー)

日本語でのキュロットと同じ意味だと思って、フランス人に使ってしまうと、
ぎょっとされます(笑)
一度試しに、検索サイトで、”culotte”と画像検索をしてみてくださいww
これできっとこの単語は覚えます!

それでは今日はここまで♪
A bientôt!



2015/02/04

”サボる”の語源

Bonjour à tous!

これってフランス語?

今回は「サボる」

実はこの言葉もフランス語が語源です。

”Le sabotage”(サボタージュ)
意味は「(機械・設備などの)破壊」、「(計画などの)妨害」、「(仕事などを)ぞんざいにやること、手抜き」
動詞は”saboter” (サボテ)
20世紀初め、フランスで争議中の労働者がサボと呼ばれる木靴で機械を破壊したことから来ている言葉です。
わざと仕事の能率を落として企業主に対して損害を与えることによって、紛争時の労働者側の武器としました。



普段何気なく使っている日本語の中にも、知らない間にフランス語が入り混じっていますねー!

それでは今日はここまで♪
A bientôt!

トリュフオイルのすすめ

Bonjour à tous!
 
フランスには美味しい食材がたくさんあるので、フランス旅行に行った際はそれらをお土産に買ってくるのも楽しみのひとつですね。
そんなフランスの美味しい食材の中のおすすめのひとつに、”l'huile de truffe”「トリュフオイル」があります。


19世紀のフランスの美食家ブリア・サヴァランが媚薬としての効能も賞賛したトリュフは、フォアグラ、キャビアと並ぶ世界最大珍味の中のひとつで、人工的な栽培がほぼ不可能であることからとても高価な食材です。

そのエキスをオリーブオイルの溶かしこんだトリュフオイルは、出来上がった料理に、さっと数滴、ふりかけるだけで、食卓がふわりとトリュフの香りに包まれます。
黒トリュフオイルと、白トリュフオイルがあり、
黒トリュフオイルは、ミネラル感のある香りが長い余韻を残し、
白トリュフオイルは、黒よりも強く華やかな香りが特徴です。
白トリュフは香料として使われるので、高級な香りを楽しむという意味でも、個人的には白トリュフオイルがおすすめです♪


トリュフと相性のよい食材は卵、じゃがいもなどの根野菜、乳脂肪分のある食材。
色々な使い方があると思いますが、個人的な使い方は、とてもシンプルに出来上がりの料理にかけるだけ!塩、胡椒とトリュフオイルだけで、いつもとは違う風味を味わうことができるので、とってもおすすめです。 
オムレツの最後にかけたり、ふかしたじゃがいもやマッシュポテトをトリュフオイルで和えたり、蒸した温野菜に回しかけたり...
パスタやリゾットなど、お隣の国、イタリアの料理にも相性がいいです♪


気をつけたいのは、熱が加わると香りが損なわれてしまうので、調理油には向かないことと、香りが芳醇なため、かけ過ぎには注意です。ジビエや羊などの香りが強い食材にはあまり合いません。

フランスでホームパーティなどに招待された時など、お土産を考えてしまいますが、
トリュフオイルは結構喜ばれるのでおすすめです。

ちなみになぜ突然トリュフオイルかというと...、
先日、友人からトリュフオイルをいただいたので、久しぶりに使えると嬉しがっているのでした♡(笑)

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/03

フランス語の中で一番長い単語

Bonjour à tous!

フランス語の中で一番長~い単語は、
”anticonstitutionnellement”(アンティコンスティテュショネルマン)



「非立憲的に」という意味の副詞です。
全部で25文字!

接頭辞の”anti”(アンティ)が「反~」、
”constitution”は「憲法」、
その形容詞が”constitutionnel”(コンスティテューショネル)「憲法の」「立憲的な」、
さらに接尾辞の”ment”がその単語を副詞に変える働きをしています。


ちなみに、形容詞は”anticonstitutionnel”で「憲法違反の」という意味です。



それでは今日はここまで♪
A bientôt!

2015/02/02

塩の秘密

Bonjour à tous!

前回「塩」は”Le sel”(セル)を使った表現を紹介しましたが、
今回も塩について。

いろんな塩
”sel de table”(セル ドゥ ターブル) 食卓塩
”sel de cuisine” (セル ドゥ キュイズィンヌ)料理用食塩
”gros sel”(グrォ セル) / ”sel gris”(セル グrィ) 粗塩
”sel fin”(セル ファン) 精製塩
”fleur de sel”(フルーr ドゥ セル) 粒子の細かい、よく溶ける塩


フランス語では塩を使った表現は、
”辛辣”、”鋭さ”、”機知”という意味でしばし使われます。
また”Les sels”と複数形で、気つけ薬の意味になります。

”Le sel de la terre” (ル セル ドゥ ラ テーr)
直訳で、「地の塩」
意味は、「社会の規範となる人」
この表現は聖書が原典となっています。

”Le sel attique”(ル セル アティック)
直訳すると、「 アッティカの塩」
この表現の意味は「機知」
アッティカとは、ギリシャのアテネのある周辺地域名です。
古代ギリシャ人は機知に富んでいたことから、この表現が生まれました。
”avoir le sel attique”で、「機知に富む人」を意味します。


ちなみに、日本語のサラリーマンなどで知られているサラリーの語源は、
実は、ラテン語の”salarium”という言葉です。
この言葉のうちの”sal”が「塩」です。
”salarium”の意味は「塩」自体では無く、塩を購入するための手当てを意味したり、塩田や塩の輸送ルートを守ったりさせるための現金報酬を意味していると言われ、兵士の塩を買うための代金のことを指します。
これがフランス語の”salariè”(サラリエ)「給料」となりました。


古代では、塩は機知、知恵、力強さ、歓待,神聖を表しました。
聖書には「汝らは地の塩なり」と書かれていることを始め、塩について32ヶ所に書かれており、それらの多くは契約や同意の成立に関するものであると言われています。
ローマ・カトリック教会では今でも塩は純潔と清廉潔白のシンボルであり、洗礼の儀式では子供の唇に塩の粒が乗せられますが、これは罪が清められ聡明な人間になるようにとの願いが込められています。
塩は神聖なものとして取り扱われてきたことは日本の神道でも同じですね。
日本でもお清めに塩を使いますが、西洋でも、塩をこぼすことは不幸をまねくと考えられており、こぼしてしまったら、右手で左肩越しに一つまみの塩を投げると、不運を打ち消すことが出来るとされています。
レオナルド・ダ・ビンチは有名な「最後の晩餐」の絵の中で裏切り者で不幸を招いたユダの右手首の横に塩壷からこぼれた塩を描いています。


”Le sel” 「塩」という短い単語ひとつの中に、これだけ色々なことが詰まっているんですね!

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/02/01

自分の塩を入れることとは?

Bonjour à tous!

美食の国といわれるだけあって、フランスには調味料や香辛料を使った表現がたくさんあります。
それをこれから少しずつ、紹介していきます♪

Mettre son grain de sel
直訳すると、「自分の塩の粒を入れる」
Le grain de sel は「塩の粒」、つまり日本語でいう粗塩や岩塩のこと。


これは、ラテン語からの表現で、
「頼んでもいないのに口出しする」
「聞かれていないのに勝手なことを言う」ことを例えた表現です。

「Ne mets pas ton grain de sel !」
あなたの塩を入れないで!=勝手に口を出さないで!

「Elle mets toujours son grain de sel.」
 彼女はいつも自分の塩を入れる。=彼女はいつも他人の話に口を出す。

岩塩はほんの少し加えただけでも、大きく味が変わるので、
そういう意味からきてるのでしょうか...?

ちなみにフランス人は「自分の塩を入れて来る」という表現でも使います。
その場合は”Venir mettre son grain de sel”「自分の塩の粒を入れてくる」

”Ne viens pas mettre ton grain de sel !”
あなたの塩を入れてこないで!

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/01/28

蓼食う虫も好き好き

Bonjour à tous!

前回、「センスがいい」という表現を紹介しましたが、
今回はそれに続いて、日本語でいう「蓼食う虫も好き好き」というものに似た表現を紹介します♪

蓼(たで)とは柳蓼という茎や葉に苦味がある植物のことです。
日本語の「蓼食う虫も好き好きとは、
蓼のような苦味のあるものでも好んで食べる虫がいるように、人の好みはさまざまであるということを表します。

さて、フランス語では...

”Des gouts et couleurs on ne discute pas. ”
直訳すると、「好みや色は議論することができない」


それでは今日はここまで♪
A bientôt!

2015/01/27

"センスがいい"

Bonjour à tous!

いい趣味や好みを持っていることを、日本語では「センスがいい」と表現しますが、さてフランス語ではどんな風に表すのでしょうか?

”Avoir bon gout”
直訳すると、「よい味を持っている」

”Le gout”(グ)は「味」という意味の単語です。

Tu a bon gout. 「君はセンスがいいね」
Vous avez bon gout. 「あなたはセンスがいいですね。」

Il n’a pas aucun gout pour s’habiller. 「彼はまったく服装のセンスがない」

On a des gouts communs. 「私たちは好み(趣味)が同じだ。」

Chacun a ses gouts. 「人の好みはさまざまである。」



それでは今日はここまで♪
A bientôt!




2015/01/24

ラディッシュのおいし~い食べ方

Bonjour à tous!

最近、日本のスーパーでも普通に”Le radis”(rァディ)「ラディッシュ」を見かけるようになりました♪
フランスでは日本でいうとキュウリのように、頻繁に家庭に出てくる野菜のひとつです。
日本では丸いかたちのものをよく見かけますが、フランスでは細長いかたちも多くみかけます。


さて、今日はフランスの家庭での”Le radis”の美味しい食べ方を紹介します。
食べ方と言っても、とっても簡単!
調理するわけではなく、ボリボリ生のままいただくわけですが、
用意するのは、バターと塩。(塩入りバターであれば、塩は不要)


まず、ナイフで十字に切り込みを入れます。
そして、そこに好きなだけのバターをはさみ、塩をふりかけ、
そして、パクリ!


”Le radis”を見つけたら、一度試してください♪
 とっても美味しいですよ!

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/01/23

バターとバターを買うお金

Bonjour à tous!

今回はフランス人がよく使う表現を紹介します♪

”Vouloir le beurre et l’argent du beurre”
「バターが欲しいし、バターを買うお金も欲しい)」

さて、この表現の意味はわかりますか??



「バターを買いたくてもお金がない」というのは、
具体的な物を手に入れたいけど、その手段がない状態を指します。

しかし、「バターが欲しいし、バターを買うお金も欲しい」ということは、
物も欲しいしそれを手に入れる手段(お金、権利、能力など)も手に入れたいという、わがままな人のことを例えたフレーズです。このフレーズは、親が子供に対して使うことが多いです。
親しい友達に「それはちょっとワガママだよ!」と言いたい時にもよく使います。

”Tu veux le beurre et l’argent du beurre ?”
「あなたは、バターと、バターのお金が両方欲しいの?」

このフレーズはたいてい、「あなたはわがままだ!」という意味で使います。

それにしても、バターが日常の中でよく使われる食文化が現れている、フランスならではの表現ですね。


それでは今日はここまで♪
A bientôt!

2015/01/22

女性とワインの共通点

Bonjour à tous!

今日はフランスのことわざを紹介します♪

”Femme et vin ont leur venin”

”La femme”(ファム):女性
”Le vin”(ヴァン):ワイン
”Le venin”(ヴナン):毒

直訳すると、「女性とワインには毒がある」



この”Le venin”は「(動物の)毒」という意味の単語で、
「酔わせること」「気を付けないといけないこと」「強い力のあること」といったニュアンスで使うことが出来ます。

女性とワインは、多くのフランス人男性にとって、魅力的なもの。
女性は美しく、ワインは美味しいが、それだけではない。魅力的に思っても、ワインと女性には酔わされないよう、気をつける必要があるという意味のことわざです。

このフレーズは、恋に落ちて周りが見えなくなり、あまり正気とは言えないような行動をし始めた人に対して使われます。「今の君はあまり周りが見えてないようだから、愛のせいで変なことをしない様にね!」と注意するわけです。

ワインも美味しいですが、飲みすぎたらとんでもないことになりますね(笑)

それでは今日はここまで♪
A bientôt!




2015/01/21

マルシェの魅力

Bonjour à tous!

日本の本や雑誌などでもよく紹介されていますが、フランスには”le marché”(マルシェ)と呼ばれる市場があります。

色とりどりの野菜や果物をキロ単位で売る八百屋、日本ではなかなかお目にかかることができないような大きなのチーズを並べているチーズ屋、まだ羽を毟っていない鶏やウサギが吊り下げられている肉屋、魚屋、キノコ専門店、シャルキュトリーと呼ばれるソーセージやサラミなど加工食品を店、何種類ものオリーヴと色々なドライフルーツを売る店、花屋、蜂蜜屋、ワイン屋など多様で豊富な店がずらりと並びます。


1970年からハイパーマルシェと呼ばれる大型スーパーがすさまじい勢いで進出しましたが、それでもなお週末にはマルシェに足を運ぶ人がたくさんいます。豊富で新鮮な食材が揃っていることももちろんありますが、色鮮やかな食材に目を奪われ、さまざまな香りに食欲をそそられ、耳に入る賑やかなかけ声を楽しみながら、お店の人とたわいもない会話をしたり、ときには味見もできます。マルシェはいつでも、買い物籠やカートを手にした老若男女でごっかがえをしています。マルシェには、蛍光灯の下で無機質に商品が並ぶスーパーにはない、居心地のよさがあります。



さて、フランスのマルシェというと頭に浮かぶ、フランス映画でおすすめのシーンがあります。
パリを舞台とした男女の3話の物語のオムニバス映画、Eric Rohmer(エリックロメール)監督の”Les rendez-vous de Paris”「パリのランデブー」の中の第一話、
”Le Rendez-vous de sept heures”「7時のランデブー」。
主人公がマルシェで男に声をかけらえる場面で、フランスのマルシェ特有の混雑と活気が自然に映し出されています。
マルシェのシーンはこちら


フランスに旅行に行った際は、ぜひフランス文化の魅力を楽しめるマルシェに立ち寄ってみてください。


それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2015/01/20

クラシックを身近に

Bonjour à tous!

フランスで毎年1月下旬から2月の初めにかけて行われる素敵なイベントを紹介します。

パリから南西約400km、人口29万人の地方都市・ナントで行われるフランス最大級のクラシック音楽の祭典、”La Folle Journée”(ラ フォル ジュルネ)
日本語に訳すと、「熱狂の日」となりますが、朝早くから夜遅くまで1日中、クラシック音楽を楽しむ(=熱狂する)ことができる祭典です。


この音楽祭は1995年にナントで始まり、創設者である”Rene Martin”ルネ・マルタンが芸術監督を務めます。
毎年1月下旬から2月上旬頃にかけての5日間、会場となるナント国際会議場(シテ・デ・コングレ)の8つのホールで朝9時から夜11時までの間、コンサートが数多く、一斉に開催されます。
年ごとに音楽祭のテーマやジャンルが指定され、世界中から一流のアーティストを迎えて行われます。「一流の演奏を低料金で提供することによって、クラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」というルネ・マルタンの思いから、それぞれのコンサート1回の入場料は5~22ユーロと低めに設定されました。そして、「初めてクラシックを聴く人にふつうのコンサートは長すぎる」と、約45分間というクラシック音楽にしては短いいくつものホールで一日中たくさん催し、クラシック初心者でも気軽に音楽祭を楽しめるようになっています。
周辺の公共交通機関もチケット購入者向けのシャトル便を出したり、割安な鉄道回数券を発売をしています。

芸術監督 ”Rene Martin”ルネ・マルタン

1995年当時、180人の演奏者による35公演で観客動員数が2万5000人だったのに対し、その後は予想以上の発展を遂げ、翌年からはコンサート数と入場者数はうなぎ登りに増え、2006年には1800人の演奏者を迎えて250公演が催され、11万2000人の観客を呼び込むまでになりました。大第1回目には2日間の開催だったのが、2000年には3日間に、2003年には5日間になり、今年2015年は1月22日~2月1日までの6日間で開催されます。

毎年、テーマが決められており、第1回目のモーツァルトに始まり、5年目からは有名古典作曲家にこだわらず、テーマ広げていきました。

1995年から1999年までのポスター

2013年のテーマは”パリ、至福の時”:19世紀後半から現代まで
パリを彩ったフランス、スペインの作曲家たち。

”La Folle Journée”「ラ フォル ジュルネ」の名前の由来は、フランスの戯曲「フィガロの結婚」の正式名称である”La Folle journée, ou le Mariage de Figaro”『狂おしき一日、あるいはフィガロの結婚』に因んでいます。芸術監督のルネ・マルタンは、1784年に発表されたこの戯曲が当時の世間にとって革命的な作品であったことから、従来のクラシック・コンサートに対する人々の価値観を転換することを目標とするこの音楽祭の名に採用したといいます。
また、戯曲をもとにモーツァルトによってオペラ化された「フィガロの結婚」は、最初のラ・フォル・ジュルネ音楽祭のプログラムでも取り上げられました。

ルネ・マルタンはインタビューの中で「すべての人が情熱的なファンにはならないでしょうが、音楽とはすばらしいものだ、生きていくのに必要なものなのだという感動が生まれるかもしれません。」と語っています。
ナント市のこの祭典に赴く人の4割はそれまでクラシックコンサートに行ったことのなかった人で、若者の聴衆は2割強にいたるといいます。

今年のテーマは”魂と心の激情”


”La Folle Journée”公式HP

それでは今日はここまで♪
A bientôt!