Bonjour à tous!
美食の国といわれるだけあって、フランスには調味料や香辛料を使った表現がたくさんあります。
今日は”Le poivre”「胡椒」の巻♪
胡椒が西洋の肉料理に用いられたきっかけは肉の腐敗を遅らせるためだったとされます。低温での保存技術がなかったときに、腐敗止めに生肉にコショウをまぶしていました。これが肉をコショウで味つけすることにつながったといわれています。
胡椒の色による違い(Les différentes couleurs du poivre)
”Le poivre vert”グリーンペッパー
実か熟していない胡椒の事。
胡椒の中では辛味・香りともにマイルド。
”Le poivre blan” 白胡椒
熟した実を水に浸して果皮を取り除いて乾燥させたもの。
上品な味わいとほのかな香りが特徴。
”Le poivre noir” 黒胡椒
実が熟す直前に摘み取り、皮ごと乾燥させたもの。
辛味も香りも1番強く、荒挽きや粉末の他、挽きたてを味わう為、粒も売られています。
”Le poivre rouge” ピンクペッパー(フランス語では赤胡椒)
完熟した胡椒の実のこと。
”Le poivre gris” 黒コショウと白コショウの粉末ブレンド胡椒
さて、フランス語で胡椒を使った表現を見てみましょう♪
”noir comme poivre” 直訳:胡椒のように黒い
これは黒胡椒の見た目から、「非常に黒い色」を表します。
”cher comme poivre” 直訳:(胡椒のように高い)
これは「途方もなく高い」ことを表します。
フランスでは、15~6 世紀の大航海時代には、胡椒は強力な殺菌・抗菌作用があるとされ、食料を長期保存するためのものとして極めて珍重されました。金と同重量で交換されるほど貴重なものだったことから、高価なのことを表すようです。
面白いのはこの表現↓
”poivre et sel” (胡椒と塩)
日本語と同様、「(髪などが)ごま塩の」ことを表現します。
それでは今日はここまで♪
A bientôt!