Bonjour à tous!
さて、食べ物が美味しい秋の到来です。
来月にはLe Beaujolais nouveau (ボージョレー・ヌーヴォー)の解禁もあり、食材も美味しいものが豊富な季節ですね。
フランス産の食材のラベルによく「AOC」と書かれていることがありますが、
今日はそのAOC(アーオーセー)について紹介します♪
これは<Appellation d’Origine Contrôlée>(アペラシオン ドリジーヌ コントロレ)という認定の略称です。フランスの特産物の品質の保証をするために、決められた生産地内で、伝統に基づくある一定の製法で生産された産物に対して与えられる認証のこと。フランスの農業製品や、ワイン、チーズ、バターなどに対して与えられています。
AOCを取得するには、そのチーズが独自のテロワールに属し、フランス原産地呼称委員会が定める厳しい基準を満たしていなくてはなりません。
法で決められた基準を満たして、認定を受けないと、“○○”(例えば“シャンパーニュ”など)と名乗る事は出来ないというルールです。これはとても厳しいルールが制定されており、例えば500種類にもおよぶフランスチーズのうち、AOCを取得しているのは、わずか35種です。
つまり、有名な特産物の名を語る偽物の商品や劣悪な品質の商品が市場に出回るのを防ぐ役割も果たしているというわけです。
日本語では「原産地統制名称」または「検定付き原産地呼称」などと訳されているようです。
そして、それが現在の欧州連合(EU)各国に広まり、各国がそれぞれ、独自に法律(規定)とその名前を作っていましたが、EU全体で統一しましょうということになり、2009年5月から、
欧州連合(EU)のEU法が規定する 制度 AOP <Appellation d’Origine Protégée>(原産地呼称統制)を制定しました。
こちらも認可を受けるには厳しい審査を通る必要があり、例えばMaconnais(マコネ)というチーズは、AOPに申請したのは1997年。申請が降りたのは2006年です!
今までAOCのマークが付いていたものは、AOPマークに徐々に統一されています。
最近フランスでも徐々にAOC表記からAOP表記に切り替わっているところが増えてきました。
機会があれば、一度お店で、フランスのチーズやワインにあるラベルを見てみてください。
このAOCまたはAOPの表記を以外に多く目にするはずです♪
それでは今日はここまで♪
A bientôt!