わたしがパリに住み始めて間もない頃、移動はもっぱらメトロでした。
パリの街中はバスが行き交い、フランスのバスってどんなかななんて興味はあるものの、バスの乗り方もよくわからないし、バスの路線図を開くといろんな線がいろんな方向にからまっているように見えて、なんだかとても複雑でいつもあきらめていたのでした。
でもやっぱり乗ってみたい!と、勇気を振り絞ってバスに乗ってみたところ、
なんと!まあ!パラダイス!(←少々言いすぎですが)
何がパラダイスなのかというと、全面ガラス張りのバスの窓、その窓からあのパリの街の美しさが飛び込んでくるのです!
しかもメトロに比べると断然清潔!スリなども少ないです。
その日を境に、わたしはバス移動のとりこになってしまいました。
バスに乗り始めてみると、メトロよりピンポイントで目的地に到着できる場合が多いことに気づきます。あの複雑に見えたバスの路線図も読み方さえマスターすれば、とっても便利!
しかもパリの交通公団RATPのサイトには、各路線の停車駅がわかりやすく載っているのです。
まずはバスの路線マップを手に入れましょう。メトロの改札でももらえます。
RATPのサイトからダウンロードもできます。パリのバス路線図
そして出発地と目的地のバスの路線番号を調べ、地図で停留所を調べます。
注意することは行く方向を間違えないこと。
停留所で目当てのバスが来たら手を上げて乗車の意思を運転手さんに伝えます。ひとつの停留所にいくつもの番号のバスが止まる場合があるのでバスが来てもこのジェスチャーをしないと通り過ぎてしまうことがあります。
切符はメトロの切符と共通で、メトロの改札やキオスクであらかじめ買うことができます。
乗車したら、切符を運転手さんの隣りに備え付けてある改札機で刻印します。切符を持っていない場合は運転手さんから直接購入できます。
『Un ticket, s'il vous plâit.』 アンチケ・シルヴゥプレ (切符を一枚お願いします)
☆バスの場合は最初に刻印してから1時間半、1枚の切符で乗り放題です。
メトロもそうですが、車内の乗り込んだあと切符は必ず降りるまで捨てないでください。
抜き打ちで検札員 Contrôle des Ticketsが乗り込んで来たときに切符を見せなければなりません。
切符を持っていない場合は、その場で罰金が命じられます。
そして降車したい停留所の前になったら、座席の隣りにある赤いボタンをおして降りる準備をしてください。ボタンを押したら車内前方にある『ARRET DEMANDE』の文字が点灯します。
話に夢中になっていたり、窓の外の景色に見とれていたりして、
もし目的の停留所を乗り過ごしてしまったら...
慌てないで大丈夫。バス停の区間も短いので、多少乗り過ごしたり、手前で降りても歩けば何とかなっちゃいます。
どうですか?
パリの街を走る二階建て観光バスに乗るよりも、こうやって一枚の切符で市内バスを乗り回す方が断然パリの街を楽しめる!と思うのです。
パリに滞在するならぜひバスに乗ることをおすすめします♪
ルーブル美術館の真ん前も通ります!この景色は本当におすすめ!
それでは今日はここまで♪
A bientôt!