Bonjour à tous!
”Galette des rois”を食べる楽しみのひとつは、何といっても中に隠し入れられた”La fève”(フェーブ)を当てることでしょう♪
お菓子を切り分け、中に隠れているたった一つのフェーブに当たった人は、附属についている王冠をかぶって、その日1日王様や女王様になる資格が与えられ、回りの人に命令ができます。
また、1年間その幸運が続くといういわれもあります。
”La fève”は直訳すると「そら豆」。そら豆は胎児の形をしていて、古代から命のシンボルとして扱われ、結婚や農耕にまつわる祭事の時には、そら豆が振る舞われていたとか。
”Galette des rois”に入れるフェーブも同じ意味が込められていて、もともとは、そら豆が入れられていました。今では、そら豆が陶器に代わり、キリスト像を象ったものや、動物や車、人形など、多種多様です。
フランスでは、各地方によってさまざまな”Galette des rois”があります。
最も一般的になっているのが、パリのスタイル(パイ生地でアーモンドクリームを包む)ですが、プロヴァンス地方ではブリオッシュ生地のタイプが多くみられたり、ボルドーでは、お砂糖が上にかかっていて、Eau de fleur d'oranger(オレンジの花水)で風味付けされたブリオッシュタイプだったりと郷土色たっぷりです。
もともとはカトリックのお祝いですが、フランス人
も宗教的なことを考えることなく、家族や親しい仲間達と”Galette des rois”を食べて、わいわいと盛り上がります。
今年はフランス風に、王様のお菓子で新年をお祝いしてみてはいかがでしょうか?
それでは今日はここまで♪
A bientôt!